小説置き場(宏成:名古屋)

『ヲタクに恋は難しい』宏嵩×成海 激推し小説書いてます

小説

この子は俺の彼女

成海のステルス機能には脱帽するし、一見大人しそうに見えるのに、話すと人あたりの良さがすぐに滲み出る。多趣味が高じて色んな人と話すことに抵抗が少なく、話題も豊富に持っている。人間関係底辺な俺から見れば、それはもうすごいと思う。思うけど。 成海…

致死量のやさしさ

宏嵩が落ち込んでいる話。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 昼休憩の際に、明日は休みだしゲームやり込みつつ、やはり成海と一緒に居たくて、『今日宅飲みいかがでしょうか? (((o(*゚▽゚*)o)))』とテンション高めに送ってみたところ、『御意(^ε^)-♡』なんとも可愛らしい顔文…

夜を駆ける

[その欲深さは罪なのか] こちらのきっかけの話。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 「なると二藤くん、付き合ってる説流れてるわよね。」久しぶりに花子とサシで飲み。相変わらず酒に弱い花子だが、飲んでああやって収拾つかなくなるのは実は樺倉の前だけだと知っている。テ…

夢で逢えても

不安になる話。━━━━━━━━━━━━━━━ 珍しく目覚まし前に目が覚め、身体を起こすと、自分の頬に涙がつたった。成海にはこの涙に身に覚えがあった、見た夢のせい。どうして恋愛をしているときって、定期的に不安が襲ってくるのか。過去の恋愛のときにも経験したこ…

その欲深さは罪なのか

酔いが本音を言わせる話。 シリアス展開注意です。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 『桃瀬、大丈夫だったか?』樺倉さんから謎のメッセが届き、宏嵩はハテナになる。送り間違い?何の話をしているかわからないので、電話を掛けてみようと思ったと同時に、インターホンが鳴…

甘さ余ってしまう

イチャイチャしてます。 全年齢対象ですが、ダイレクトな表現ありのためワンクッション。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 静かな宏嵩の部屋に、カタカタとコントローラーを操作する音だけが響く。成海はシャーペンを置き、ネタ帳を閉じた。うーん、と背伸びをし、テーブル…

過去の話

宏嵩の過去の話。思いっきりわたし設定詰め込んでます。━━━━━━━━━━━━━━━ 大学に進学してから相変わらずゲームが大半を占めていて、その他と言えば、単位を落とさないくらいの講義や、やらないと死んでしまう新作ゲームや周辺機器を購入資金と一人暮らしの生…

行き交う熱情

[触れたかったんだ]の続きになります。━━━━━━━━━━━━━━━ 「…きょ、今日、泊まって行けば?」やってしまった。どもってしまった。カッコ悪い。 渾身の勇気を出して、宏嵩は絞り出した言葉だった。のに、だっせえ。「…明日、も休み…だ、もんね。」宏嵩に釣られ…

触れたかったんだ

宏成初小説です。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 「…ふぅ…。」いつも通り、通常通り、クリアしたゲーム。一息つきながら、背を伸ばして固まった肩を回す。ふと横を見ると、隣にはソファーに横たわりながらBL本を読んでる成海がいる。真剣な表情をしながら、でも、瞳が潤ん…